SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 さしも草さんの場合

<お名前>

さしも草

<プロフィール>
河合塾で一浪していました。
趣味は語学学習で、受験で使う英語のほかにスペイン語、フランス語、中国語、ロシア語をかじっています。
高校では陸上部に所属していました。中距離を専門にしていました。

<受験形態・合格年度>

一般入試
合格年度 = 2016

<予想得点>

国語得点 = 9割
選択得点 = (世界史) 8割
英語得点 = 6割

(センター得点 参考)
センター得点 =
国語 192
数IA 86
数IIB 72
英語 189
世界史B 90
現代社会 94
理科基礎 62

<併願校>

東京学芸大学 教育学部
筑波大学 人文学類
中央大学 文学部(セン利)
明治大学 文学部(セン利)

<SILSを受験するまでのいきさつ>

高校時代に推薦で早稲田を決めた友人がふと自分にSILSの存在を教えてくれたことが大きかったです。調べると様々なバックグラウンドを持ち合わせた多くの人が在籍しているのを知り、すごく興味を覚えました。将来は教育と国際、語学の三つの分野にまたがる仕事をしたいと考えているので、それにも合致する進路選択であると考えました。

<SILSへの期待>

様々なバックグラウンドを持った人の多様な交流を期待します。

-入試対策-

<現代文>

現代文は河合出版の「現代文と格闘する」は本当にオススメです。小手先のテクニックに頼ろうとせず、問題文の徹底的な読解に重点をおく学習法はとても力になりました。自分が受けた年は評論二題で、過去問と傾向が変わりましたが、読解が求められているのは変わりありません。一筋縄ではいかない早稲田の国語をいかに読解力で正答を得られるか、正道の訓練あるのみです。それと、読書を平行して行うといいと思います。是非国語の先生に聞いてみましょう。

<古文>

文章も比較的短いですし、問われている内容もそこまで重たくありません。基本的な単語と古文知識を早いうちから習得しておくとよいと思います。オススメの参考書(単語帳)は、『「読み解き 古文単語」(Z会出版)』です。単語を列挙しているだけではんく、よく出題される古文がちょうどいい長さで54作品載っているので、これを音読するだけでも効果は大きいです。
センター試験の国語(第三問)を解いてみるのもよいと思います。(余裕がある人のみ)

<世界史>

私は世界史が得意ではないので、タメになるアドバイスは他の合格体験記に譲るとして、やはり過去問の重要性をアドバイスしたいです。私は前述の通り世界史が得意ではないと自覚していたので、いかにほかの受験生と得点差をつけられないかが勝負でした。過去問を初年度から徹底して解くことでなんとなく誤答となる箇所や”パターン”がわかってました。(しっかり歴史事項をきちんと暗記しようとしている人にとっては邪道と切り捨てられるかもしれません笑…でも極論、受かればよい)。本番では過去問と似た出題が続いたので、結果的に成功したといえます。

<英語リーディング>

リーディングは文章が長く、一般的な大学の「長文」対策では合格は遠のいてしまいます。いかに早くSILS英語のリーディング法を自分で身につけられるかにかかっていると思います。リーディングのやり方は人それぞれ(スラッシュリーディング、パラフラグリーディングなどなど…)なので、自分に合う(かつ合格できる)リーディング法を習得してください。国公立の下線部和訳のようにいちいち品詞を考えていたら到底終わりません。
「純ジャパ」が留学生に勝つには、ここで差をつけられてはなりません。英字新聞などを通して多読を心がけるのもよいと思います。(自分は毎日一時間ほど割いています)

早稲田・法学部や東京医科歯科大学、東京工業大学も同様に長い文章を素材としているので、参考にしてみてください。

<英語リスニング>

とにかく耳を慣らすしかありません。BBCやVOA、NPRなどいろいろ当たってみてください。本当にリスニング力を向上させようと思えば、ALCのヒアリングマラソンに挑戦してもよいと思いますが、ここまでの余裕がない受験生が大半だと思います。しかしやれば確実に力はつきます。
<英語ライティング>

いかに自分のパターンを身につけられるか、です。どんなテーマがきても、自分の構成パターンに帰着させて素早く完答できるようにしたいです。阿佐ヶ谷英語塾のホームページはとても参考になるので、無料のうちにアクセスしてみるとよいでしょう。受験生にはありがたく、自分ももれなくその恩恵にあずかることができました。

<その他受験に関するアドバイス>

受験は長期戦になります。目指したときからすぐに勉強をスタートしましょう。まずなにをしていいのかわからなければ、周りの人に聞いてみることです。しかし、「ただ勉強した」だけ、つまり勉強量だけでは残念ながら合格できません。それは、どんなにすごい人であっても本番で緊張して思わぬ失点を繰り返してしまったり、受験会場に間に合わなかったり…、そんなこともあり得るのです。でも、そんな不幸も、事前に対策することだってできます。勉強するときには常に緊張感を持って取り組むのはその対策の一つでしょう。タイトな時間制限を課して過去問に取り組むのも、その対策の一つでしょう。いろいろな対策が考えられます。あくまで本番でピークを迎えられるように、万全の調整で本番を迎えられるようにしましょう。

<最後に一言>

If you want the rainbow, you’ve gotta put up with the rain.
受験に苦しさはつきものですが、そんなのは合格通知書で吹っ飛んでしまいます。ひたすら合格に向かって、頑張ってください!