早稲田大学国際教養学部2014年度合格者インタビュー2

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早稲田大学国際教養学部2014年度合格者インタビュー sayuさん2

今回は選択科目に関するインタビューです。

(今回は選択科目に関して伺います。選択科目は日本史を専攻されていましたね?どのような対策をされましたか?)

早稲田大学国際教養学部の場合、一定周期で過去と同じ問題が出る傾向があるので、国際教養学部の過去問はたくさんやっておいた方がよいです。なので国際教養の過去問は、WasedaSILS.comの資料などで全てやりました。

例えば2006年と2010年の問題が重複している、といった具合です。
また、前年の問題文やリード文に書いてあることが、
翌年に設問として登場することもあります。

(英語や国語と同様に、国際教養学部とその他早稲田の学部とでは違いがありますか?)

ちょうど国語と同じような感じで、問題形式は似ていますが、日本史も学部ごとに傾向は少しずつ異なります。
早稲田大学の入試は学部同士で難しい問題を出して競いあうようなイメージがあるというか、他大学にあるような、入試全体を通しての統一感や一体感はないですね。

商学部、社学などは日本史がかなり難しい傾向があって、実際問題を解いていても用語集の細かなところまで出題されたりしています。

国際教養学部の場合、外交史が頻出です。
また、英文資料が出るのが特徴です。

外交史は各時代の確認や通史の勉強にもなるので、ぜひやっておいた方がよいです。英文資料に関しては、英語で書かれた有名な日本史の教科書などから出ることが多いですが、その他の資料問題と同様に、資料全文を読まなくても、各設問の選択肢から答えられる問題がほとんどなので、特別な対策はしていません。
国際教養学部を受験される方なら英語対策はいずれにしてもやっていると思うので、選択科目に関しては過去問で問題に慣れておけば十分です。
ただし慣れていないと戸惑うところはあると思いますし、先ほど言ったように繰り返し出題される問題などもあるので、過去問はしっかりやった方がよいです。

(他学部の過去問もやった方がよいでしょうか?)

早稲田大学の国際教養学部が第一志望で、早大の学部を併願するのであればやった方がよいと思います。同じ分野の問題が違う形で問われたりするので。早稲田の志望学部が国際教養学部だけであれば、日本史に関しては、あまり他学部の過去問にはこだわらなくてもよいと思います。いずれにしても演習にはなると思いますが。

(日本史を選択することは入試科目としてはどうでしょうか?)

特に有利不利は無いと思います。
選択科目は自分で好きで、勉強が続けられる科目がよいと思います。

今年は世界史がとても簡単だったようですが、あまりに簡単すぎると、
得点調整で低く調整されてしまうというケースも出てくると思います。

逆に日本史で高得点できたらかなり有利だったのではないでしょうか。

簡単な場合はいかにミスをしないか、難しい場合はいかに1問でも多く正解できるかの勝負にいずれにしてもなるので、やはり得意科目で受験するのが1番だと思います。

(国際教養学部の入試で、世界史選択者の方が多いという部分はどのようにお考えですか?)

国際教養という学部の特性上、世界史に関心のある学生は多いと思いますが、入学すると入試で日本史や数学の選択だった受験生もたくさんいるので、人数はあまり関係ないと思います。また、早大の日本史は時々すごく難しい問題を出す学部もありりますが、国際教養学部は比較的標準的な問題が多いという印象です。よって特殊な対策という意味ではあまり必要ないと思います。よって入試の選択科目は無難にすませることができればよいというか、配点や難易度やリスニングや英作文があるという特殊性からみても、国際教養学部の入試対策は英語がポイントになると思います。

早稲田大学国際教養学部校舎 早稲田キャンパス11号館 
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