SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 りっちゃんさんの場合

<お名前>

りっちゃん

<プロフィール>

関西の進学校
河合塾(大学受験科)
3年間運動部でした

<受験形態・合格年度>

合格年度 = 2017
一般入試

<予想得点>

国語得点 = 8割
選択得点 = 5.5割
英語得点 = リスニング8割 リーディング8割弱 ライティング7割

(センター得点参考)
国語142
数学I 74
数学II 76
理科基礎70
地理80
倫政90
英語180
リスニング42

<併願校>

同志社経済
関西学院商
早稲田文構
慶應義塾商
阪大外国語

<SILSを受験するまでのいきさつ>

国際関係について興味があり英語が得意であったためSILSを受験することにしました。

<SILSへの期待>

英語で教養を深めそれを将来社会に出てから活かせるようになることを期待しています。

-入試対策-

<現代文>

SILSの現代文は比較的簡単であったため特に対策はしていません。
第一志望が国立であったため現代文は一年を通して記述中心の学習でした。
もし早稲田の他学部(法/文/文構等国語の難しい学部)を受験するのであればそちらの問題を中心に学習をし、SILSの現代文は2年分程過去問やれば十分だと思います。また過去問演習をする際に重要なのは復習です。必ず問題を解き、答え合わせをした後に間違っていたところや、合っていたけれどもなんとなく選んだ選択肢を見直し正解の選択肢がなぜ正解であるのかの根拠を確認すべきです。
予備校等のテキストがあるならばそれもしっかりと復習しましょう。
漢字や語彙等の知識問題はそれほど気にすることはないと思います。過去問演習や学校での小テスト等で出てくる度に覚えていくのがいいと思います。何よりもまずは読解問題がしっかりと解けるようになるのが大切です。

<古文>

SILSは古文もそれほど難しくないので特別な対策は必要ありません。単語帳を一冊それなりに覚え文法もそれなりに習得すれば満点も十分に狙えると思います。(偉そうなことを言いながら自分は満点が取れませんでしたが…)また古文の流れというものをある程度つかみましょう。
古文も現代文と同様しっかりと復習をするのが大切だと思います。

<数学>

数学はとても難しいわけではありませんが時間の割に量が多かったため苦労しました。
実際に本番も時間が足りなくて問4は全く解くことが出来ませんでした。
対策は、国公立を受験する人であればまずはそちらを中心に勉強をして直前期に過去問を解くのがいいと思います。
そうでない人は予備校等のテキストがあるならその復習を中心にして直前期に過去問演習をするのがいいと思います。
過去問演習の際には時間を意識して解きましょう。そして答え合わせをした後出来なかった問題を見直し、また解けた問題も簡単に解く方法があるならそれを身につけましょう。時間短縮のために曲線の面積公式(1/6公式等)や体積公式(サラスの公式等)を覚えておくと使えるかもしれません。
<英語リーディング>

留学経験等がない純ジャパの自分にとってリーディングは時間との闘いでした。本番はⅠに35分Ⅱに25分と時間的にかなりぎりぎりで、またⅡはライティングとの兼ね合いを考えて2,3問残っていましたが途中で切り上げました。ライティングもそれなりに配点があると考えられるのでリーディングはある程度解けたら少々解けていない問題が残っていていたとしても見切ることが必要かもしれません。
SILSの長文は普通の国公立の英語の長文や早稲田の他学部及びその他の私立の長文の長さに比べ、かなり長いためSILS独自の対策をしてSILS並の長文に慣れておくことが必要です。基本的には10年分程度過去問があるのでそれを活用して慣れていくのが良いと思います。その際に最初のうちはリーディングとライティング4題通して解く必要はないので一題25分くらいで時間をしっかりとはかって解く練習をするのがいいと思います。最終的には本番同様4題通して85分で解く感覚を身に着けるのがいいと思います。1題だけ解くのと通しで解くのとは感覚的に全く違うものです…
英単語は単語帳を利用して覚えるよりは多くの長文にあたってその都度知らない単語を覚えるのがおすすめです。熟語は何か熟語帳みたいなものを一冊覚えるのがいいと思います。
またSILSの長文は設問自体は早稲田の他学部に比べてかなり素直なものとなっているため長文の内容がしっかりと読み取れれば十分に解けます。そのためまずは時間内に文章を読み切れることを目標としましょう。
あと、時間がないからといって過度に焦らないようにしましょう。自分は本番で焦り実際に設問を読み間違えて失点をしたので…
程よい緊張感で臨むのが一番です。

<英語ライティング>

自分は国公立志望で自由英作はそれなりに対策がとれていたためそれほど苦労することはありませんでした。SILSの自由英作の語数はおそらく解答欄の大きさ的に100語弱でよいと思われます。対策は様々な形式の問題にあたり、何度も書いて慣れてゆくのが良いと思われます。自由英作にはそれなりの型があるのでまずはそれを学習するのがよいと思います。一年を通じて少しづつ書き慣れていきましょう。また自由英作は第三者に見てもらうのが大切です。必ず先生に添削をしてもらいましょう。
要約はあまりやったことがなかったのでかなり手こずりました。結局十分に対策がとれず本番に臨み、本番では各段落から大事そうなところを抜き出し逐語訳をするような感じになってしまいました。出来るだけ早めに対策をとっておくのが良いと思われます。また英語を要約することはあまりありませんでしたが、現代文の要約をなんとなく直前期にやっており、それが意外と役に立ったように思います。なんでもいいので要約の練習をしましょう。
あと、本番は自由英作と要約は時間がなくてもなんとか時間をつくって書きましょう。これは自分の予想や噂ではありますが何かを書けば意外と点数がもらえると思います(笑)

<英語リスニング>

リスニングは書店で手に入るCNN ENGLISH EXPRESSやENGLISH JOURNALを利用するのがよいと思います。毎月買うのではなく一冊買ってそれを何度も聞いて聞き取れるようになるまで聞き続けるのがいいです。これを行うことで本番では8割ちょい得点することが出来ました。またこの二冊のスピードが聞き取れるようになるとリーディングのスピードも自然に上がってくると思います。
<その他受験に関するアドバイス>

試験中は一科目終わる毎に一喜一憂するのだけは絶対にやめた方がいいです。切り替えなければせっかく合格するものも不合格になってしまいます。
また受験校や学部は行きたい学部であることは勿論選択科目や日程などを考えて決めましょう。数打てば当たるというものではないと思います。むしろある程度受験校を絞って十分に対策をとる方が合格への近道になると思います。また受験は3日連続が限界だと思います。(自分は3日連続でも集中力がもちませんでした…)
あと、一つくらいは自分の実力から考えて安全であると思われる大学を受けるのがよいと思います。一つだけでも受かっていると精神的に楽なものです(笑)

<最後に一言>

最後まで諦めずに頑張ればきっと志望校に合格できます!
そのためには一年を通じて継続的に努力することが大切だと思います。
最後まで諦めずに頑張ってください。