SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 kuma1212さんの場合

<お名前>
kuma1212

<プロフィール>
出身高校:海城高校
予備校:駿台予備校
趣味・特技:ギターやパソコン

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2010年度入試合格

<予想得点>
国語6.9割
選択7.7割
英語7.3割

<併願校>
早稲田大学政治経済学部
慶應大学経済学部
ICU
上智大学法学部
青山学院大学国際政治経済学部

<SILSを受験するまでのいきさつ>

駿台予備校に通っていたときにお世話になった学生アドバイザーがまさにSILS生であったため。
それから、興味がわき、自分で調べたら面白そうな学部だということで受験することにした。

<SILSへの期待>

英語で学習するという環境で学べるという点。

-入試対策-

<現代文>

早稲田の中では簡単な部類に入るといわれていたが、2010年度の入試は他の学部のレベルに近づけたかな、という印象を受けた。というのも、従来はあった小説が無くなり、評論文が2題になったことや、単純に文章が読みにくいものになったという印象を受けた。
だが、国語に関しては、文章の論理構造をきちんと読み取り、根拠のある解答を出すという作業をできれば大きく困ることはないと感じた。

<古文>

古文は、もとから苦手科目であり、そもそもまじめに学習を始めたのが10月?という状態であったため、本番では平均点にいけばいいなというスタンスで望んだ。対策としては、古文単語と文法を覚えたぐらいである。実際の入試でも3/8しか取れず、あまりいい結果とはならなかった。

<日本史>

日本史は得意科目であったため、高得点を期待していた。実際の入試でも8割近くまでは取れたのでまぁまぁうまくいったという感じである。国際教養の日本史は「外交史」はもちろんであるが、「文化史」や「社会経済史」にも注意が必要である。また日本史なのに英文の史料が出る問題があるが、これはキーワードさえ読み取れればすぐにテーマには気づけるだろう。ここで注意したいのは、問からテーマを読み取るということも可能だが、勘違いを起こす危険性があるので、原則は史料を忠実に読み取ってテーマに気づくことであると考える。

<英語リーディング>
ご存知のとおり、SILSの入試では英語の配点が100点ある。これは、いざ受験をしてもらうと分かるのだが、本番の入試で英語でこけると国語と選択科目で挽回をきかせることはまず難しいといえる。最低でも6割は確実にとりたいと思った。長文に関しては、形式が2パターンあり、そのどちらにも対応できるようにしておく必要があるだろう。また、記述式問題との時間の兼ね合いからも85分中65分以内には終わらせる必要があると考える。

<英語リスニング>

この学部のリスニングはとにかく難しい。正直なところ、いわゆる純ジャパには厳しい問題であると思った。また、形式の変更が大きいので、いろんなタイプを想定するべきである。今年のように1題は問題・選択肢つきで、もう1題は完全聞き取りなのか、あるいは両方とも聞き取りなのか、というようにである。個人的なアドバイスとしては、問題文の読み上げはメモを取らずにその場でパッと答えを出してしまったほうがいいと考える。というのは、リスニングは悩んで答えの出る問題ではないためだ。ある程度割り切ることも重要である。

<英語ライティング>

英作文と要約は何が何でも書き切りたい問題である。おそらく、配点はそれなりに高いものと考えられる。となると問題は時間配分である。個人的には、多少長文で納得のいく答えが出せなくても、記述式の問題を完成させられるのがベストだと考える。であるならば、10分・10分でテーマに答えられるようにしておく必要があるだろう。英作文に関しては、自分の書く文章をパターン化することをオススメしておく。つまり、賛成・反対や理由の列挙や結論の書き方(=書き出し)をあらかじめ決めてしまうことだ。また、要約については、個人的にこれは時間調節に使えると思った。つまり、文章を一読したあとに、時間に応じて入れる要素を決めるといいということだ(もちろんTopicを入れることは欠かしてはならない)。

<その他受験に関するアドバイス>
この学部は3時間目からの英語が勝負である。
とりわけ3時間目の英語をはずすとすごく帰りたくなるので、英語はかなり重点的にやっておいたほうがいいと感じる。
また、4時間目のリスニングは何故か試験開始までの「間」がすごく長い。
この間は無駄に緊張することなく、放送の合図をリラックスして待つといいと思った。

<最後に一言>

受験期はさまざまな遊びができなくて苦痛になるかもしれません。ですが、1年間真剣に勉強をすればおのずと結果はついてきます。模試の結果が悪くて落ち込むことがあるかもしれません。ですが、はっきり言って模試の結果がいかにすばらしくても、本番でA判定が出なければ意味が無いのです。僕自身、1月ごろに某大手予備校の早慶関係の模試の結果がA判定で返ってきましたが、正直いままでになくうれしくありませんでした。模試の結果は本番が近づくにつれて、本当にどうでもよくなってきます。ですから、最後の最後まで自分を信じて解答をしてください!!

 

(その他試験会場のリスニング様子)

リスニングが独立時間で行われたため、変更があったのかなぁとも思いましたが確かに少し形式に変化がありました。
といってもたいした変化ではありませんが、先に問題用紙が配られた後テープによる進行ですべてが行われました。
最初に諸注意を流したあと、なぜか十数分もの間があり(おそらく今年からの変更のため余裕をとったものと思われます)、試験開始3分前に「それでは問題用紙をあけてください」とのことであけました。
大問は2つで、1は4つの選択肢で、問題は印刷されていました。2は昨年同様印刷されてないABCの三択問題です。
1はニュース(?)みたいな内容で、2はインタビューでした。

個人的にとまどったのは開始三分前にめくったあと問題が印刷されているので指示では「解答用紙に名前を記入してください」と流れましたが問題文に書き込みをして、見ていていいのかと思ったことです。
受験生たちはみんな必死に問題文を見ていました(笑)。
メモを書いていた人もいましたが、僕はよく分からなかったんで必死に暗記してました(笑)。

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 Dannyさんの場合

<お名前>
Danny

<プロフィール>
出身高校:香川県立高松高校

趣味:音楽

部活:ESS

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2010年度入試合格

<予想得点>
国語得点 = 3-4割
選択得点 = 6-7割
英語得点 = 6-7割

<併願校>
早稲田政経、法、教育、社学
ICU
上智法
MARCHなど。

<SILSを受験するまでのいきさつ>

早稲田に行きたくて、色々学部を調べていたら、SILSを発見。英語の配点が高いのもあって、英語が比較的得意な自分には受かりやすそうな学部だった。

<SILSへの期待>

授業の質

-入試対策-

<現代文>

小説がなくなったのは焦ったが、それ以外は、落ち着いて対応できた。それでも、古文含め、3題60分は忙しいので、時間配分を事前に考えて挑めばいいと思う。

<古文>

苦手だったので、MARCHレベルの勉強をしていた。でも、充分に対応できたと思う。

<世界史>

世界史は苦手だったので、とにかく多くの参考書をやった。結果、それが自信に繋がった。やはり、近代からの出題が多いので、それにも着目すべき。

<英語リーディング>
いきなり1500字に挑戦するのはキツイので、少しずつ読む英文の量を増やしていった。SILSは内容一致が多いので、それ様に対策するのはありだと思う。

<英語リスニング>
普段から、週一で、塾のリスニングの授業を受け、それ以外は洋楽を聴くようにした。BUCHOさんのオンレクCDは直前一週間でやりあげた。

<英語ライティング>

BUCHOさんのオンレク添削も利用したし、普段から学校の先生に週一ペースで、添削をしてもらっていた。

<最後に一言>

純ジャパの俺にとっては、SILSに入るのはとっても怖いです!(笑)でも、それだけ得るのも多いと思っています!これを見てくれる皆さんが後輩で入るのを楽しみにしてます!

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 Lukasさんの場合

<お名前>
Lukas

<プロフィール>

大手予備校出身

<資格>
英検準1級、TOEIC800

<受験形態・合格年度>
AO入試・2010年度入試合格

<予想得点>
英語得点 = 75?80%

<SILSを受験するまでのいきさつ>

高校1年の時にSILSの存在を新聞で知り、Workshopに参加しました。そこで、英語で開講される授業、一年の海外留学必修制度、多彩な経歴を持つ世界から集まる学生、生き生きとした在学生に魅了され、志望し始めました。高校3年時に早稲田大学がいかに社会に出てから強いブランド力・人脈力を発揮するかを学び、理想の環境及びこれらの力を併せ持つSILSを第一志望として勉強することを決めました。

<SILSへの期待>

英語力を完璧にするための語学授業
フランス語のインテンシブコース
2年時に留学という同じ目標を持つ好奇心旺盛なSILS生

-入試対策-

・筆記試験(=一次試験)

内容・・・英文(1300word程度)×3
設問・・・各英文に正誤問題×3、記述(100字)×2
配点・・・非公表
時間・・・150分
難易度・・・文章自体は早稲田商学部の一般入試程度だが、記述量が計600字なため、150分の試験時間は短く感じました。全てを考慮して、英検準1級?英検一級程です。

・リーディング(正誤問題)

<必要な力>
訳読せず、英文を英語のまま理解できる力。

<対策>
4月?7月・・・TOEICの模擬問題を10回分、小説×2(英書)、早慶上智の過去問

8月?10月・・・早慶上智の過去問

<まとめ>
正誤問題は簡単なため、ここで満点を狙うべきです。

・ライティング(筆記)

<必要な力>
文章の要点を把握し、設問に対して自分の意見を簡潔に書くことができる力。SILS一般入試の英作文で練習を積むのが最適。150分という限られた時間で6題の英作文を書くため、考えが思いつかない場合は合格は厳しいため、日ごろから様々なテーマに対する意見に敏感になる必要がある。

<役立つ教材>
一般入試の過去問・・・東大前期、慶應SFC、早稲田政経、商、国際教養、上智外英
その他・・・TOEIC模擬問題、TOEFL-Writing

<試験中>
筆記試験は時間が足りないと思うので、最後の問いは解き終わらないかもしれません。私は最後の記述は途中で終わってしまいました。しかし、最後まであきらめずに必死で書いた結果合格する事ができました。

<得点詳細>
正誤・・・9/9
記述・・・4.5/6

 

・面接試験(=二次試験対策)

時間・・・15?20分
質問内容・・・人によって大きく変わります。共通は「Could you introduce yourself?」です。

<必要な力>
予想外の質問にも英語で柔軟に答えられる力。

<対策>
英語圏出身の先生と面接練習

<まとめ>
AO受験者の多くは英語が話せるので、英語力に関しては差はつきません。大切なのは質問に対する応答です。エッセイの内容について深く尋ねられるので、面接試験前にエッセイに対しての予想問題を作り答えをおおまかに考えておいてください。予想外の質問があるので、答えを暗記していては無意味です。

・最後に一言

<SILS・AOとは>
友人の合格者数名のデータから、高校時代何か誇れる活動をしていて、大学での学習予定、将来の目標が明確で、さらに、英語力がTOEIC800以上の力があれば、合格可能性は高いと思います。筆記試験がかなり比重を占めると思うので、つまり英語力が最も重視されます。

<受験生の方へ>
SILSはAO、一般入試、センター利用と3回受験することができます。AOは英語1科目選抜、一般は3科目選抜、センターは5科目選抜と考えてください。科目数が少なくなればなるほど、要求水準は高くなりますので、簡単に受かる道はありません。しかし、努力した分勉強するには最高の環境をSILSは与えてくれます。合格を目指して、頑張ってください。

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 りょこさんの場合

<お名前>
りょこ

<プロフィール>
都立高校
Wアカデミー
5月末まで部活やってました

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2009年度入試合格

<予想得点>
国語得点 = 6割
選択得点 = 8割 (世界史)
英語得点 = 7割

 

(センター得点 参考)

英語 172
L  44
国語 166
世界史 98

 

<併願校>
センター
津田塾大学英文科 ○

一般
津田塾大学国際関係 ○
ICU ○
早稻田政治経済 ×
社会科学 ×
慶応大学法 ○
東京外国語大学 ○

<SILSを受験するまでのいきさつ>

兄が早稲田に通ってるため情報をもらっていた
・ICUと教育方針が似ている(?)
・留学が強制

というところが気になりました

<SILSへの期待>

早稲田ライフ
英語教育

-入試対策-

<現代文>

問題文が短く、時間はあまる と考えていたので
問題をじっくり読むことを心掛けました

知識問題をおとさないように…

<古文>

現代文と同様に知識問題があり、また古文は知識問題数も
多かったので慎重に選びました
古文自体は早稲田の他の学部に比べるとそれほど難しくないと思います

<世界史>

世界史選択でした

南米・アフリカ・オセアニアといった世界史のなかでも
マイナーとよばれる地域の問題が多く、えっこんなとこ聞いてくるの!?
と若干焦りました。
間違った箇所を含む選択肢を選ばせる問題が主だったので
見落としのないように時間をかけて読み込むことをおすすめします

<英語リーディング>
文章も長く問題数も多く、すごく難しく感じました。

リスニング開始の時間も考えてまず読解をかたづける
異様に難しい と感じた問題は時間をかけないで
直感にかけました。

<英語リスニング>

すごい音が悪かったです…

リスニング自体はそんなに早くはなかったのですが
なんせうまく聞き取れることができずノートもとれず
かろうじて聞き取れた単語を覚えておきながら
問題をときました
問題文をあらかじめ読んでおくといいかと
はっきりいってかなり自信なかったです

<英語ライティング>

時間がなくて焦りました
問題をみて余計焦りました

リスニングを終えてから取り掛かったので
とりあえず埋めろ!精神でとりあえず書きまくり
私はまず問題の英文を理解することができなかったので
問題制作者は何が言いたいんだろう、何を言ってほしいんだろう
とぐりぐり書いてアイディアを脹らましました。

<その他受験に関するアドバイス>
受験者数が多いためか教室がすごい暑いです
休憩の度に外の空気を吸いに行くことをおすすめします
国際教養の受験の日はICUの合格発表に重なってたこともあって
気もそぞろだったのですが、教室内の受験生の雰囲気に
のまれたこともあって(いい意味でw)無事やり切ることができました。

<最後に一言>

今になって受験生活を振り返ってみると
やはり受験は精神力が重要だなと思います
これから立ち向かっていくみなさんに
少しでも役に立てたら幸いです。

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 Judyさんの場合

<お名前>

Judy

<プロフィール>

出身校 福岡県立明善高校
予備校 河合塾福岡校
部活 バドミントン

<受験形態・合格年度>

一般入試(センターなし)・2008年度入試合格

<予想得点>

国語得点 = 8割
選択得点 = 世界史 9割
英語得点 = 5割

<併願校>

立教 法政 明治学院

<SILSを受験するまでのいきさつ>

はじめ、私は高校生の時にNCNという留学機関を利用しての米国4年制大学への留学を考えていました。しかし考えるうちに、特にこれから一生従事したい学問、分野があったわけでもなく、日本の大学に行ってからでも留学するのは可能であり、遅くないと考え、国際色のある学校、学部を探していたところSILSに出会いました。私のような根っからの純ジャパは1年間の留学が必須であり、単位変換も行われるということで『ここしかない!』と思いました。

<SILSでのキャンパスライフ>

SILSは本当に国際色豊かでした。
私は特に長い留学経験もなく、英会話をしていたわけでもなく、単に受験英語を勉強していただけなので絶対に(周りに)ついていけないだろうなといった予想は入学前からありました。それはあながち間違ってはおらず、これまで出会った人々の経歴、バックグラウンドに何度もショックを受けました。というよりも今も受け続けています。

授業に関して言えば、幅広い分野において勉強できるというのが特徴かと思います。SILSは文系、理系どちらの出身者もいて、どちらの授業もあります。私自身文系であったのですが前学期は物理の授業をとりました。
このように広範囲の選択肢があるので自分が何をしたいのか模索中であっても大丈夫な学部です。

-入試対策-

<現代文>

現代文は私大特有の曖昧な選択肢に引っかからないようにするために私大の過去問はあまり解きませんでした。その代わりにセンター試験の現代文を解いていました。各予備校が出す解答でさえも2,3に分かれるような問題に時間をかけるのは間違いなくタイムロスであると考えました。その時間を他に回して確実に点を稼いだつもりです。

<古文>

N/A

<世界史>

基本問題を落とすような人は絶対に受からないと尊敬する先生が言っていたもので、ギリギリまで基礎の問題集を繰り返し解いていました。最低三回(三周)と言われていました。もとから世界史が好きだったということもあり、勉強が楽しくて仕方ありませんでした。世界史の勉強なら何時間でも出来たのですが、SILSの英:国:世界史 2:1:1という点数配分を知り、英語の勉強時間を増やしていきました。

<英語リーディング>

リーディングに関して言えば、重要なのは慣れだと思います。
人それぞれ方法はあると思いますが、私は先に問題文を読み、本文に入り、分からない文章も飛ばして読み進めました。問題文を意識していると答えが書いてありそうな部分が見えてくるのでやっとそこから熟読しました。この方法を勧められて使い始めたころは時間ばかりかかってしまいましたが、繰り返していくうちに面白いように身についていきました。繰り返しますが、受験は慣れたもの勝ちだとおもいます。

<英語リスニング>

はっきりいって何もしていません。
運、勘に頼るしかありませんでした。それまでに何の土台構築もしていなかったのでリスニング対策をするよりも単語を覚えたい、長文に慣れたいと考えました。これは私個人の考えでしたが、入学してから同じような人がたくさんいることを知りました。
自分に人より秀でた英語力を持っているといった自負がある方はもちろん対策をするべきですが、私のような何もしない方法もあります。

<英語ライティング>

N/A

<その他受験に関するアドバイス>

青木の実況中継(世界史)
ただ読むだけで面白いです
速単 発展編(英単語)
背伸びして始めましたが、面白いように単語問題が難関私大で出題されました。

<最後に一言>

なぜSILSの合格通知を手にしたかわからない私ですが、一年間大学生活を経験してみて改めてSILSでよかったなと感じています。
平凡な高校生だった私は劣等感を感じることもありますが、楽しく、充実した日々を過ごしています。これからSILS受験を考えている人には心からお勧めします。頑張ってください。

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 Amyさんの場合

<お名前>
Amy

<プロフィール>
出身高校:桐生第一高校
予備校:なし
趣味、特技:乗馬
部活:理科研究会

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2007年度入試合格

<予想得点>
国語得点 = 8割
選択得点 = 数学10割
英語得点 = 8割

<併願校>
明治・立教・東京理科大・東工大

<SILSを受験するまでのいきさつ>

わたしは国立理系志望で、併願校として早稲田を考えていました。いろいろある学部から、選択科目に数学があること、また、小さいころから英語に触れる機会が多くあったこと、これらを考慮してSILSを選びました。

<SILSでのキャンパスライフ>

SILSの学生に関していうと、帰国生や留学生、留学経験者がたくさんいます。しかし、生まれてからずっと日本!という人もたくさんいるので、語学力は大して気にしなくても大丈夫だと思います。授業は基本的に先生も学生も英語を使います。慣れていない人は最初のうち大変かもしれませんが、すぐに慣れると思います。必修科目がそれほど多くなく、物理から哲学までさまざまな科目を勉強できるのが良いところだと思います。SILSは他学部に比べて、積極的でフレンドリーな雰囲気ですね。19号館の周りは英語・日本語・中国語・韓国語…など、いつもたくさんの言語で賑っています。

-入試対策-

<現代文>

選択問題が多く、難易度もセンター試験と同じくらいだと感じました。なのでSILSの過去問を演習するのに加えて、センター試験の問題を練習に解いてみるのも良いと思います。

<数学>

数学は、基礎が固まっていれば解けるような問題ばかりでした。SILSの過去問で形式に慣れて、センター試験の数�TA・�UBの過去問をスラスラと解けるくらいのレベルになれば大丈夫だと思います。2008年の問題は、受験生の中で得点にあまり差がつかないような問題でした。数学選択の場合は満点を狙うのが賢明だと思います。

<英語リーディング>
基本的には過去問を解いて対策しました。また、単語を覚えるのが好きではなかったので、わからない語句は文章を読んで類推していました。「DUO」は例文が面白かったので、よく読んでいましたね。

<英語リスニング>

リスニングは聞き取りにくかったような気がします。普段からネイティブの発音を聞いておくことをお勧めします。

<英語ライティング>

ライティングは、わざわざ難しい単語や文法を使う必要はないので、main idea, supporting point, conclusionをしっかり示して、筋道の立った文章を作るよう心がければ大丈夫だと思います。

<最後に一言>

受験勉強をする中で、つらく大変なこともありますが、それを乗り越えれば楽しい大学生活が待っています。一緒にSILSで素敵な大学生活を送りましょう!

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 都の西南さんの場合

<お名前>
都の西南

<プロフィール>
神奈川総合高校

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2009年度入試合格

<予想得点>
国語得点 = 7割
選択得点 = 世界史6割
英語得点 = 7割

<併願校>
ICU他

<SILSを受験するまでのいきさつ>

ICU以外行きたくないけどせっかく関東に住んでいるんだから人生の記念に早稲田受けとくか!あー国際教養ってICUにちょっと似てるんだなー。お母さーん!早稲田国際教養受けていいー?

<SILSへの期待>

国際教養学部は今年度から新しく建った校舎で授業するらしいのですが、試験会場がその校舎でした。新しいので当たり前ですがとてもきれいでした。早稲田は校舎の古さ汚さで嫌う受験生もいると聞きますが、あのきれいな校舎ならみな喜んで行くでしょう。私も会場に行って、ICUへの想いが少っしだけ揺らぎました。

-入試対策-

<現代文>

国際教養学部に向けての対策は特にしていませんが、現代文にはかなりの時間を注いで勉強しました。現代文は、日本語だし、なんかなんとなく解けるときがあるし、多くの受験生が手を抜きがちであると聞きます。しかし実際は、なんとなく解いていたら高得点が取れない科目であり、センター試験の平均点が例年ワースト2位の科目だそうです(ワースト1位は化学)。特に、早稲田の現代文はなんとなく解いている人をひっかけるように問題が作成されているので、しっかり学習していないと漢字以外全部間違うというようなケースも多いようです。

私も初めはなんとなく感覚的に解いていました。模試の結果にもムラがあり、ものすごく良いときもあれば悪いときもありました。感覚で解いていたので、私の感覚と問題の出題者の解釈がたまたま合ったときは点が伸びていただけだったわけです。
現代文は、問題文の筆者が述べていることを、筆者以外の人が問題にしています。だから受験生は�@「筆者の言いたいこと」と�A「出題者の意図」の二つを、感覚ではなく理性で判断しなくてはなりません。
そう気づいてからは、�@「問題文を読むとき」と�A「設問を解くとき」の両方で、なんとなくではなく、いちいち理詰めに考えるようにしました。
�@問題文を読むとき
「筆者は何を言いたいのか」ということだけを追いながら読む訓練をしました。
問題文を読んだら、筆者の「言いたいこと」の部分に線を引きます。線を引くというと、ところどころの強調部分に線を引きまくる人がいますが、そうではなくて、文全体の「言いたいこと」に線を引きます。経験的に、結論部分、つまり最終段落に書いてある場合が多いです。そうしていくうち、筆者の「言いたいこと」を常に探すくせがつきました。ただし、自分で勝手に線引きをしても、それが全然間違っていることもあるので、第三者に見てもらう必要があります。私は予備校の先生に見てもらっていました。
問題集や模試で勉強する場合は必ず解答に要約がついているものを選びました。要約には「言いたいこと」が書いてあるので、自分が線を引いたところが要約の結論となっているかを確かめることができました。
�A設問を解くとき
大半の問題は問題文を読むときに理性的に筆者の「言いたいこと」がつかめていれば正解できました。しかし早稲田の現代文は、出題の仕方がとてもよくできていてなかなか正解させてくれませんので、「なぜ出題者はこの問題を出したのか」、「出題者の意図は何か」、をいちいち考えて解かなくてはなりませんでした。これ以上長く書いてもちゃんと読んでくれる人がいるのか謎なのでやめます。そして、私としては駿台予備校の岡井先生の授業を受けることをおすすめします。

現代文は、「できる」と思い込んでいる人が多いですが、模試の結果にムラがある場合は「実際はできない」可能性が高いと思います。また、現代文は全ての科目に必要な論理的思考をつけることができる科目なので、おろそかにせず、かといって自分勝手にならずに勉強を進めるべきだと思います。
何度も言いまして、別に回し者ってわけじゃないですけど、駿台の岡井先生の授業はおすすめです。

<古文>

早稲田だからと言ってセンターと別にそんなに変わらないと思います。ちゃんと勉強したもん勝ちでしょう。

<世界史>

わけあって、私が世界史Bを勉強し始めたのは早稲田を受験する11ヶ月前でした。始めは、「こんなことを知らずに生きてきたなんて・・・!」という発見と驚きで、楽しかったのですが、通史が終わってからは膨大な量の覚えるべき用語が憎くてしようがなかったです。でも今は世界史をやってよかったと心底思います。特に、国際教養学部に行きたい人なら、確実に日本史より世界史をやっておくべきだと思います。日本史もすばらしい学問ですけど、世界史をやらなかった人はやった人に比べて大学入学後理解できないことが多いと思います。受験勉強うんぬんというより、受験が終わったあとの人生を、世界史は変えると思います。

<英語リーディング>
国際教養の過去問は一題も解かずに受験しましたので2009年のもの以外のことは知りませんが、この学部の英語は良問だと思いました。長文ではかなり難しい文章もところどころありましたが、そんな細かい部分よりは、ちゃんと内容把握ができているかを問う設問になっており、入学後に英語を日常的に使うことができる受験生を欲しがっていることがはっきりわかりました。それに問題文の内容が面白かったです。ただ、少なくとも1000字はある長文2題ずつに加え、短い英文を日本語で要約させたり英作文を書かせたりもするので、100分の解答時間では短いです。そういう意味では過去問で時間配分の仕方を一度考えておくべきでした。私は、本番は何とか間に合いましたが、二つ目の長文は要約と英作文後10分で解いたので半分とれたかも危ういです。しかしあの問題ならば周りの受験生も時間がなかったでしょうし、6割取れていれば合格できると思います。
まあとにかく正直なところ、私が受験したどの大学の英語よりはるかに難易度が高く、解き応えがあって楽しかったです。英語が得意、大好きな人は、受けてみるといいと思います。

<英語リスニング>

難しかったです。ICUのリスニングは受験生をなめている感がいなめませんが、国際教養のリスニングは受験生を買いかぶり過ぎています。私自身半分取れた自信がないです。
2問聞きますが、1問目は1人の司会者が3人(だったと思う)の女性に意見を聞くという形式の音声を聞き、それに関する問題に答えるものした。女性の社会進出に関する内容だったと思うなあ・・・。2問目は2人の会話のあと問題に答えるものです。農業?なんか新しい農業の方法?(というかんじで私は全然聞き取れていないんですけど。)みたいな内容だったと思います。1問目2問目いづれも問題の選択肢が音声で流れます。
それから録音してある声が素人っぽっかった気がします。教授たちなのかも?
あと会場がめちゃくちゃ広いのに前においたスピーカーで大音量で流すもんだからワンワン響いてました。

リスニングには自信があったのですが、てんでだめでした。後半のほうは聞き取るのをあきらめてやり残した2題目の長文をやってしまったくらいで・・・

<英語ライティング>

日本の英語教育の問題点に関する短い英文を日本語に要約する問題と、「権力への盲目的な服従は真実を見失わせる」(←もちろん英語で書かれている)という意見に賛成か否か理由も含めて8行くらいで英作文を書くもの(問題用紙を捨ててしまったので正確でないと思います)でした。
本番ならではの集中力で、脳が尋常でないくらい高速回転していたのでスラスラっと20分くらいで書いてしまった。今となってはよくあんだけ書けたな、と自分で自分をほめてあげたい。
長めの英作文の対策は特にしていませんでしたが、和文英訳のテキストの200個の短い英文と、500字程度の英語長文20題を丸暗記していたので、それらを駆使して書いた英語の正確さは保障できます。よく言われるように、入試での英作文は内容のインパクトなんかよりは文法ミスが無いか、正確に構文を使えているかを見られているので、変に奇をてらったことを書こうとせず、簡単な英語で正確に書くことが大事です。

<その他受験に関するアドバイス>
受験期の1年間、死に物狂いで勉強していたことは確かです。だから第一志望のICUに合格できたし、この学部も、その努力の結果勝手についてきたものだと思います。「早稲田に受かる裏技英語!」とか、「必殺!世界史30日で東大レベル」みたいなものに頼るより、朝から晩まで高校のテキストを音読し、丸暗記するような、そんな「勢い」みたいなものが、夢をつかむためには必要だと思います。
受験勉強というのは、スマートにやれるもんじゃないのです。合格するコツなんか無いんです。がむしゃらに、どろどろになりながら突き進むことが、時には大切です。がんばって!

<最後に一言>

辛かった自分の受験期を、そして今から受験を向かえる人たちを思うあまり、長く書いちゃいました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 BUCHOさんの場合

<お名前>
BUCHO

<プロフィール>
都立T多摩高校、国際基督教大学(ICU)社会科学科卒業
BUCHOのICU受験対策を主催
不動産関連の翻訳業
趣味:ビリヤード、ギター
サークル:The Weekly GIANTS, ICU Debating Societyに所属

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2009年度入試合格

<予想得点>
国語得点 = 6割、30点/50点
選択得点 = 日本史 3割、15点/50点
英語得点 = 9.5割、95点/100点

<併願校>
なし

<SILSを受験するまでのいきさつ>

高校時代尊敬していた高校の担任が早稲田大学出身で、現役の時は早稲田にあこがれている部分があった。 ICUとSILSのコンセプトがICUと共通する部分が多く、開講しているオンラインでのICU対策講座において、SILSを併願する受講生を取り込めると思った。特に難関私大においてICUと同じくリスニングが必要になる点に注目した。

<SILSへの期待>

(もし入学するとしたら)国際的な学習環境。英語力のさらなる向上、早稲田ならではの組織力。

-入試対策-

<現代文>

足かけ10年ほどICUの人文科学および社会科学を読み続けているので、現代文にはかなり自信があった。ICUと比較すると文章が短く、何度も読み直して説くことができた。大問の1が親しみのある夏目漱石の『道草』だった。過去に鴎外の文章が出ていたし、国際教養ではいわゆる文豪の名文からの出題が多いようだ。ただし小説特有の明らかに答えが絞りきれない問題も複数あった。大問2は論説文で脳と精神的病に関する内容だった。こちらは小説の問題と比較すると理論的に選択肢を選ぶことで正解できる問題だった。

<古文>

古文は全く勉強せずに臨んだ。最後まで眺めたが、1問も分からなかったので、勘に頼るより確実に数問当てる作戦を取り、すべての選択肢において「イ」を選んだ。後日解答速報を見ると意外に「イ」の答えが多く、マーク運があったようだ。

<日本史>

選択科目は日本史を選択。古文と同じく全く勉強しないで臨み、分かった問題は全部で10問くらいだった。特に記述問題は8カ所ある空欄の内、2カ所しか書くことができなかった(「二毛作、大日本国帝国憲法」)。回収時ほかの受験生の解答用紙はぎっしりと書いてあったので、さすがにこれは恥ずかしかった。

ただし大問2で織田信長が絡んだ堺に関する出題(「信長の野望」をやっていたためちょっと自信あり)と、大問4の英語資料問題で専攻の政治思想に関連した”The Chrysanthemum and the Sword”(『菊と刀』)の一文を用いた出題があり、ここでも運の良さを感じた。分からない問題は勘に頼らず、すべて同じ記号を選んだ。

得点は解答速報によると50点中15点程度で、約3割だったようだ。早稲田の歴史(特に日本史)は非常に難しいという話を後から聞き、その通りだと思った。一方基本的な問題もそれなりに出題されていたので、それらの問題を確実に取ることも大切だろう。いずれにしてもこの教科ができないというだけで受験をあきらめてはいけない。選択科目があまり取れなくても受かる可能性はある。また高校の教科書を突き抜けたレベルであることから、自分のような社会人には逆に有利であるような気がした(3割しかできなかったので何も言えないのだが)。

<英語リーディング>

統計上合格最低点(ただし公開されている点は得点調整済みなので、単純な合計点ではない)は130-140点程度であり、英語が満点(100点)に近く、ほかの教科で30-40点程度取れれば、合格の可能性はあると踏んでいた。過去問を研究し、100点に近い点数を取るための解答順と時間配分を以下のように設定した。なお英語の制限時間はリスニング、ライティング、リスニングをすべて合わせて100分。

英語100分の解答順と時間配分
1. 大問1 リーディング(論説文)35分
2. 大問2 リーディング(小説・文学)35分
3. 大問5 英文和訳 10分
4. 放送によるリスニング大問3,4 例年10〜15分
5. 大問6 英作文 残り時間(5〜10分)

(*注:2010年度ではさらに形式が代わり、リスニングはリーディングとは独立した試験となる予定です)

ここでポイントとなるのは途中でリスニングが挟まれる点にある(2009年度入試の場合試験開始80分後に開始)。長文の大問1,2を読んでいる途中でリスニングが入ってしまうと、その大問を再び読み始めるのは困難だと思ったので、とにかくこの大問1,2を先に片付けることにした。また英文和訳はきっちりと指示通りにやる必要があるので10分以上かかるが、英作文は「自分の考えを述べる」ものであるので、残り時間に応じて細かく書いたり、おおざっぱに書くなど、ある程度時間に合わせて答えられると思ったので、最後に取っておくことにした。なおリスニングの時間は毎年異なるので、リスニング後にどれだけ時間が残っているかは年によって異なる。

計画ではリーディングに関しては大問1(論説文)から解くことにしていたが、これは大問2が例年小説や文学からの出題で、論理的というよりもある程度英語的な感覚で解くことが要求され、難しいと判断したからであった。つまり小説などの出題では一部論理的には答えにくい問題が含まれるため、確実に解ける問1から解こうというものである。しかし実際に受けた2009年度の出題では大問1がアインシュタインに関する出題で、文中に相対性理論に関する内容が含まれていたので、難易度が高く時間がかかると判断し、大問2から解くことにした。

大問2は野球のメジャーリーグに関するエッセイ。エッセイストのBill Bryson(ビル ブライソン)の著作からの出題だった。非常に幸運なことオーストラリア留学中”Down Under”という彼のオーストラリア旅行記がヒットしており、彼の文章はその本で読んだことがあった。また幼稚園の同級生である岩村明憲が近年メジャーリーグ活躍していることから、頻繁にメジャーリーグ情報ををチェックしていた。知っている作者かつ詳しいトピックだったので、25分ほどですべての問題に答えるえることができ、すべての問題に正解できた。この問題を終えて合格の可能性を感じ、気持ちが乗ってきた。

大問2の勢いで、大問1のアインシュタインの問題に戻る。大学入試とは思えないほど難しい語彙であり、分量もある。先ほどの大問2を予定より10分早く終えていたので、ゆっくり確実に読むことを心がけた。結局40分ほどかけて解き、こちらも全問正解できた。

引き続き大問5の英文和訳。この問題は文章の論旨を日本語で書けというものであるので、題意通りに解くならば、文章のエッセンスを汲み取る必要がある。ただし今回は満点を狙っているので、あまり文章を省くことなく、原文を細かく忠実に訳すことに努めた。15分ほどかけて日本語訳を完成。日本語要約というより逐語訳に近いものになったが、合格したところをみると、「要約していない」ことに対する減点はないものと考えて良さそうだ。内容は日本における英語教育に関連したものであった。

*後日リーディングの問1に関して本文を見直すと、原文と比較して簡単な語彙に置き換えられている箇所があった。高校生向けにある程度配慮している様子が伺える。

<英語リスニング>

続いてリスニング(大問3,4)。80分のリーディングを経て疲れているところにリスニングの放送が始まるので、集中力の維持が大切である。個人的にはSILS国際教養学部リスニング対策CDを発売しているくらいなので、特にこの箇所には自信があった。

実際に受験してみると、録音および出演者のクオリティが低く、語り手がページをめくるノイズや、咳払いなどが除去されないまま放送されていた。国際教養学部対策のリスニングCD作成においてノイズカットに多くの時間を費やした自分としては苦笑しながら聴いていた。また日本以外のアジア出身のノンネイティブスピーカーの声が含まれており、あまりいい発音ではなかった。

放送はナチュラルスピードよりややゆっくり目で、ニュースや報道などに比べるとかなりゆっくりに感じられた。2009年度は2008年度と同じく3択で問題が後から読まれる方式であり、大問3は2回読まれ、大問4は1回のみ本文が読まれた。ICUのリスニングと比較するとSILSの問題は難易度の高い問題ばかりで、さらに設問数が少ない。全問正解する人と、全問不正解する人が出てくるような、”Winner Takes All”とでも言うような問題だった。

<英語ライティング>

最後に大問6の英作文。リスニングの放送終了後は5分ほどしか時間が残っていなかったので、とにかく5分で英作文の解答欄をすべて埋めることを心がけた。過去問は全て解き、ネイティブ添削を受けていたので、英作文のパターンは頭の中でできていた。特に書き始めと結論の数パターンは練習を繰り返す内に自然に暗記していた。スペルミスをしても消しゴムで消す時間がなかったので、二重線で消しておいた。とにかく手を止めないようにした。ネイティブチェックを受けた書き出し、及び最終文は減点される余地がなく、分量はあり、テーマに沿った文章を書いたので、このパートも十分に得点できているはずである。

英語は選択肢の部分はほぼ全問正解、筆記の採点箇所を含めても9割以上は得点できたと思う。無事合格し、他の教科の出来映えを踏まえるとかなり満点に近い得点だったのだろうか。

<その他受験に関するアドバイス>

教室はカーテンを閉め切っており、かなり閉塞感があった。休み時間中は教室の外に出た方が良さそうだ。特に昼食は教室から出て取った方がよいだろう。8号館(法学部)の1Fのラウンジなどは積極的に利用するようにしたい。

感覚的にはやはり130〜140点くらいがボーダーで、自分は英語が100点中90-100点、その他2教科は合計で45点くらいだったのではないだろうか。

全体として英語勝負的な側面の強い試験であり、配点通り「英語の10点=他教科の5点」という感じだったと思う。英語の対策がそのまま合格につながる試験であり、特にあまり対策されていないリスニングと英作文をやっておくとかなり有利であると感じた。どちらもある程度パターン化されており、演習を積むほど効果が期待できる。

しっかり問題研究をして、形式に慣れ、リスニングや英作文をきっちりやり、「国教の英語を知っている」というピンポイントの対策は、特に英語が勝敗を左右する試験において精神的な余裕を生むことができたと思う。

<最後に一言>

早稲田からの合格通知は家族にもインパクトがあったらしく、なぜか近所の美容院の方に「早稲田大学に受かったんですってね?」と聞かれた。