2011年度入試より、早稲田大学国際教養学部の試験は、学内での独自試験がなくなります。
昨年度まで、国際教養学部のセンター利用では、センター試験の得点を1/2に換算し、それに学内試験の英語の得点(100点満点)を合算して合否を判定していました。
恐らく学内試験の英語の難易度が高いことから、受験回避者が少なからずいたこと思われることから、学内試験を課さないことで受験者数を増やそうという意図が見えます。
しかし国内生はAO入試にしても、一般入試にしても、かなり難易度の高い英語の試験を経て国際教養学部に入学していたので、センター入試のみで入学する来年度以降の新入生は、英語に関してやや不安が残るかも知れません(要はセンターレベルの英語でSILSの授業について行けるのか不安かなと)。
この点を入試説明をされていた早稲田大学のご担当者様に聞いてみたところ、SILSでは入学後の英語教育も充実させており、また受験英語とアカデミックな英語とは全く異なるので、その辺りは心配しなくてもよいのではないかということでした。
かなり難度の高い英語の独自試験がなくなったことで、難度の高い英語が理解できなくても合格できる可能性が出てきた上に、以前のセンター利用より相対的に英語の比重が低い試験制度になるわけですが、やはり学部の特性上、英語で勉強するという意志のある方が受けるべき学部だと思われます。
また他の試験制度はAOがほぼ英語のみ、一般入試の半分は英語で、それらの入試問題は大学入試にしてはかなり難しい部類に入ります。センター利用で合格し、入学するにせよ、このような試験を突破してきた学生とともに勉強することになるという覚悟は必要になるでしょう。
(次回に続きます)