早稲田国際教養 センター入試

2011年度入試より、早稲田大学国際教養学部の試験は、学内での独自試験がなくなります。

昨年度まで、国際教養学部のセンター利用では、センター試験の得点を1/2に換算し、それに学内試験の英語の得点(100点満点)を合算して合否を判定していました。

恐らく学内試験の英語の難易度が高いことから、受験回避者が少なからずいたこと思われることから、学内試験を課さないことで受験者数を増やそうという意図が見えます。

しかし国内生はAO入試にしても、一般入試にしても、かなり難易度の高い英語の試験を経て国際教養学部に入学していたので、センター入試のみで入学する来年度以降の新入生は、英語に関してやや不安が残るかも知れません(要はセンターレベルの英語でSILSの授業について行けるのか不安かなと)。

この点を入試説明をされていた早稲田大学のご担当者様に聞いてみたところ、SILSでは入学後の英語教育も充実させており、また受験英語とアカデミックな英語とは全く異なるので、その辺りは心配しなくてもよいのではないかということでした。

かなり難度の高い英語の独自試験がなくなったことで、難度の高い英語が理解できなくても合格できる可能性が出てきた上に、以前のセンター利用より相対的に英語の比重が低い試験制度になるわけですが、やはり学部の特性上、英語で勉強するという意志のある方が受けるべき学部だと思われます。

また他の試験制度はAOがほぼ英語のみ、一般入試の半分は英語で、それらの入試問題は大学入試にしてはかなり難しい部類に入ります。センター利用で合格し、入学するにせよ、このような試験を突破してきた学生とともに勉強することになるという覚悟は必要になるでしょう。

(次回に続きます)

早稲田国際教養 2011年度出願期間、試験日

引き続き入試説明会の様子です。

一般入試の説明です。

2011年度の早稲田国際教養の出願日、一般入試試験日日はすでに決定されています。

出願期間2011年1月5日-1月26日
試験日2011年2月13日(日)
合格発表 2月21日(月)
入学手続き締め切り日 第1次/3月2日(水) 第2次/3月24日(木)

試験科目等に変化はありません。

国語 (60分/50点) 国語総合、現代文、古典
地歴または数学 (60分/50点) 次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B ③数学〈数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(「統計とコンピュータ」、および「数値計算とコンピュータ」を除く)〉
外国語 (英語85分、

英語リスニング15分

計/100点)

英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング、ライティング、オーラル・コミュニケーションⅠ、オーラル・コミュニケーションⅡ(「リスニング」を含む)

試験科目等に変化はありません。

一応国際教養学部入試注意点としては

1.国語に漢文は含まれない(と考えてよい)
2.リスニングの放送時間は実質15分、4限に行われる

という点でしょうか。

(次回に続きます)

国語 (60分/50点) 国語総合、現代文、古典
地歴または数学 (60分/50点)
外国語 (英語85分、英語リスニング50分/100点)

早稲田国際教養 入試説明会 入試制度

今回より早稲田大学国際教養学部、入試説明会の様子をお届けします。

早稲田大学国際教養学部の4月入学の国内生が対象となる入試は

1.一般入試
2.センター試験
3.AO入試

の3つですね。これらは3つとも併願できます。

こうやってみるとAOの割外が結構大きい感じがしますが、
一般入試・センター入試利用は募集人員に対して4-5倍程度の合格者が出ているのに対し、
AO入試は概ね募集人員通りの合格者が出ます。

(一例として2010年度一般入試は150人の募集で641人合格、センター利用は50人の募集で247人、
2009年度のAO入試(国内選考)は150人の募集で146人合格)

これはAO入試が第一志望を前提とした募集であるのに対し、一般入試が併願を前提とした入試であるからです。

特に早稲田大学の一般入試の場合早稲田内併願の数が非常に多いのが特徴です。
2009年度入試を例に取ると、国際教養学部志願者2333人中、社会科学部併願者が689人、商学部併願者が528人、政治経済学部併願者が475人いました。
早大の一般入試ではむしろ複数の学部を受験するのが普通だそうで、過去に公表していたデータによると、1人の受験生が平均で2-3学部を受験している計算になります。

よって比較的合格者が比較的流れにくいAO入試は募集人員に近い人数が合格し、
合格者のうち国際教養学部に入学する人数が読みにくい一般入試では募集人数より遙かに多くの人数が合格する傾向があると言えます。

(次回に続きます)