早稲田国際教養留学 学内生インタビュー

今回はWasedaSILS.comのオンラインレクチャーを利用し、早稲田大学国際教養学部に合格されたKさんに、早稲田大学国際教養学部の様子を留学制度などを中心にインタビューさせていただきました。

(今回は早稲田大学国際教養学部の留学の様子を詳しく伺えればと思います。国際教養学部では基本的に全員が留学するそうですが?)

そうですね。SP1だと基本的に強制ですね(笑) ただ経済的事情などで留学が困難である場合など、レポート等を提出して免除されるケースもあると聞きました。

(SPというのは?)
SPはStudy Planの略で、いわば語学や履修の区分けですね。

SP1というのは日本語を母語とする人で、人数は一番多いです。
自分の学年だと大体300-400人程度だと思います。

ちなみにSP2は英語を母国語とする人、SP3,4は9月入学の人などです。

(なるほど、SPによって履修が異なったりするのですね?)

そうですね。基本的にどのSPかは最初の申請で決まって、カリキュラムが変わってきます。例えば英語を母国語とするSP2だと語学の英語の授業はありません。また日本語のゼミもないです。

一方SP1だと基本的に留学することになります。
(留学先はどのように決まるのですか?)

1年の10月に早稲田大学内の選考があります。そして12月に結果が出ます。
留学可能な大学のリストがあって、自分の時は第7希望まで書いて出すように言われました(笑)

(10月に選考となるとかなり早めから準備が必要そうですね)

そうですね。国際教養学部に入学すると早い時期から留学準備のオリエンテーション等があります。
またTOEFLのスコアが必要ですのでこれも早くから受ける必要あります。
さらに10月に応募して、決定後はビザの手続き等もあるので、早め早めに準備する必要がありますね。

(選考基準はどのようなものですか?)

基本的に早稲田大学全体でのセレクションになります。

ですので国際教養学部だけではなく、他学部の学生も含めて選抜され、留学先が決まるという形ですね。

評定平均、TOEFLの点数、エッセイ、成績、教授からの推薦状(簡単な紹介状)、そういうもののの全部の総合点で決まっていく感じでしょうか。

留学には主に2種類ありまして、交換留学と語学留学があります。

おおざっぱに言うと交換留学は現地大学の授業を取って単位編入するもので、語学留学は留学生向けの語学研修を海外で履修する形です。

もちろん交換留学の方が高い成績が必要で、大学にもよりますが、研修等を受けないで最初から現地大学の授業を履修したいという場合、GPA(評定平均のこと。4.0が満点)で3.0以上は必要ですね。また留学先の大学が要求するTOEFLのスコアも満たす必要があります。

(国際教養学部と他の早稲田大学の他の大学とで、選考の違いはありますか?)

そうですね、国際教養学部は全員が留学する前提で、英語の授業もしっかりあるので、面接なしで書類だけで通るケースが多いようです。一方他学部から留学する場合は面接が課せられるケースが多いようです。

ただし国際教養学部から留学する場合でも、一部のレベルの高い大学、例えばコロンビア大学などは、独自の面接と筆記試験があるとも聞きました。

(ご自身はどの大学に留学を予定されていますか?)

ロサンゼルスの大学への留学を予定しています。こちらは語学研修も含まれていて、サポートが充実しているのが魅力的でした。

また、最初の3ヶ月は学内の寮に入る予定です。

(留学は基本的に2年生ですか?)

そうですね、自分の場合2年の6月-3年の6月、というイメージでしょうか。

2年の後期と3年の前期というイメージです。
その他にも3年の前期、後期、2年の前期、後期に留学するケースもあるようです。

(就活が3年後期からなので4年で卒業できそうですね。)

基本的にはそうですね。
国際教養学部の入学して思ったのは、1年生にとってはすぐ上の学年が全然いないという印象でした(笑)2年に留学に行く学生が多いですので。

(早稲田大学国際教養学部に来ている留学生も多いのですか?)

学部には200人くらいは留学生がいるらしいです。
早稲田全体では千人単位で留学生がいます。

(それだけいると学内での留学生との交流もありそうですかね?)

いや、普通に過ごしていると正直あまり留学生との交流はないですね。
早稲田大学自体が本当に大きな組織ですので。

学内で積極的に留学生と交流したい人は、ICC(国際コミュニティセンター)などを利用するといいみたいです。

(なるほど。その他留学準備に関して後続の受験生にアドバイスなどはありますか?)

そうですね。とにかく早めに準備することですね。早稲田大学留学センターというのがありますので、そちらに各種資料が揃っています。先に留学した先輩方のレポートも閲覧できますので、とても参考になりますよ。留学先のイメージなどもよく分かると思います。