<お名前>
まりも
<プロフィール>
大阪府立高等学校卒業
進研ゼミ(高1~高2)、Z会(高2~高3)
<受験形態・合格年度>
一般入試(センター併願)
合格年度 = 2013
<予想得点>
国語得点 = 7割
選択得点 = 世界史 8割
英語得点 = 7割
(センター得点)
国語 5割前後
数学1A・2B 8割
世界史、生物、英語 8割5分~9割
<併願校>
国際教養大学国際教養学科B日程
同志社大学グローバル地域文化学部全日程
東京外国語大学国際社会学部中央ヨーロッパ学科前期(不合格)
<SILSを受験するまでのいきさつ>
私の第一志望は東京外国語大学でした。SILSを受けようと思ったのは、東京外国語大学受験者の多くがSILSを併願校として選んでいると知ったからでした。はじめは、「併願で早稲田に受かるはずがない」と考えていましたが、高3の10月に受けた模試でSILSがB判定だったのがきっかけで11月から本格的に対策をはじめました。
<SILS 入学後の感想>
SILSではさまざまなバックグラウンドを持つ仲間をたくさん作ることができました。まだ専門が決まっていないので、興味のある分野を広く浅く学ぶことができます。一方で、時間割は自分で自由に決めることができるので、ある特定の分野を集中的に学ぶこともできます。
-入試対策-
<現代文>
私は現代文が一番苦手だったので、とにかく失点を抑えることに必死でした。まず、漢字は絶対にミスしたくなかったので、センター試験の問題などで間違えたものを何度も書いて覚えました。また、何度も読み返すとあとあと時間が足りなくなるので、考えても分からないだろうと思った問題は潔くあきらめ、より正解だと思える選択肢を選ぶようにしました。過去問だけでは足りないと思うので、私立専願でもセンター試験の問題も練習として解いたほうがいいと思います。
<古文>
私は古文が比較的得意で、また、問題が簡単だったこともあり、本番は1問ミスに抑えることができました。単語と文法をしっかり身につけていれば、高得点を狙える分野だと思います。古文単語は単語帳を使って覚えるだけでなく、読解問題を解いたときに出てくる知らない単語をそのつど覚えるのがいいです。文法は文法の問題を解きまくれば何とかなります。現代文に比べればわかりやすく、得点源になるので、対策を怠らないでください。
<世界史>
私の選択科目は世界史でした。基本的にはセンター試験や東京外国語大学の対策として行っていたことが役に立ちました。具体的に言うと、教科書を何度も読み流れを覚え、一問一答で確認をして、記述問題で仕上げていました。記述問題は学校の先生に添削してもらい、訂正してもう一度書いて復習しました。教科書と一問一答は山川のものがおすすめです。
本番では自分の覚えていない部分が結構出て焦りましたが、落ち着いて消去法を使って解いたので、得点源にすることができました。
<英語リーディング>
英語は基本的にTOEFLの勉強、東京外国語大学の対策、過去問(このサイト(WasedaSILS.com)の講座を利用しました)を行いました。読解問題を解くためには、基礎として、単語や文法の対策が重要だと思います。単語はとりあえず単語帳1冊を完璧にしてください。私が使っていた単語帳は、Z会の速読英単語(必修編)と、TOEFL英単語スピードマスターです。また、読解問題を解いたあとは、答あわせをするだけでなく、文章中に出てきた分からない単語を調べ、10回程度その文章を音読して復習するべきです。
<英語リスニング>
SILSの赤本にはCDが付いていないので、WasedaSILS.comの講座を活用しました。このサイトを利用してリスニングの過去問を実際に解いたのは高3の11月~1月ごろでした。解いたあとも何度も聞いて、何度もスクリプトを読みました。正直とてつもなく面倒な作業ですが、この対策をしたことで、英語力も自信もつきました。さらに、高2からおこなっていたTOEFLの勉強も活かすことができました。また、東京外国語大学の過去問はSILSの問題に似ているので役に立ちました。自分が受験生だったころは知らなかったのですが、オープンキャンパスに行けば、リスニング問題の一部(サンプルのみ)を聞くことができるようなので、ぜひ参加してください。
<英語ライティング>
ライティングの対策は、書いて先生などに添削してもらうことが一番です。私はこのサイトを利用して過去問の添削をしてもらい、また、天声人語の要約を英訳(東京外大の対策としておこなっていました)して学校の先生や英会話の先生に添削してもらいました。添削してもらった文章は何度も読んで復習し、表現を覚えて実際に使って覚えました。
英作文を書くときは、構成が重要です。はじめに自分の考え(たとえば、賛成か反対)を述べ、次にその理由を2つほど(語数によって変えてください)述べ、最後に結論を述べます。書き方を覚えてしまえば語数も稼ぐことができます。
<その他受験に関するアドバイス>
英語が重要だとは思いますが、あくまで総合点で合否が決まるので、国語と選択科目の対策もがんばってください。英語はTOEFLの教材を使って対策をすることで入学後も役に立ちます。試験当日は試験会場にかなり多くの受験生がいて、自信を失くしそうになりましたが、今まで自分がしてきたことを思い出して最後まであきらめませんでした。また、たとえば世界史が思い通りにできなくても、「私学は7割あれば受かる」などと気合を入れなおし、次の教科に悪影響を与えないようにしてください。私はセンター試験でずるずると前の教科の失敗を引きずり、大失敗してしまいました。また、女子トイレはかなり混むので注意してください。長蛇の列ができているので、並ぶ際に単語帳などを持って行った方がいいです。
<最後に一言>
合格する上で最も重要なことは「あきらめない」ことです。そのためには、自信をつけることが必須で、自信をつけるためには毎日こつこつ努力を続けなければなりません。不安になったり、辛くなったりすることもあるかもしれませんが、試験が終わるまではあきらめずに突っ走ってください。