SILS 早稲田大学国際教養学部合格体験記 kuma1212さんの場合

<お名前>
kuma1212

<プロフィール>
出身高校:海城高校
予備校:駿台予備校
趣味・特技:ギターやパソコン

<受験形態・合格年度>
一般入試(センターなし)・2010年度入試合格

<予想得点>
国語6.9割
選択7.7割
英語7.3割

<併願校>
早稲田大学政治経済学部
慶應大学経済学部
ICU
上智大学法学部
青山学院大学国際政治経済学部

<SILSを受験するまでのいきさつ>

駿台予備校に通っていたときにお世話になった学生アドバイザーがまさにSILS生であったため。
それから、興味がわき、自分で調べたら面白そうな学部だということで受験することにした。

<SILSへの期待>

英語で学習するという環境で学べるという点。

-入試対策-

<現代文>

早稲田の中では簡単な部類に入るといわれていたが、2010年度の入試は他の学部のレベルに近づけたかな、という印象を受けた。というのも、従来はあった小説が無くなり、評論文が2題になったことや、単純に文章が読みにくいものになったという印象を受けた。
だが、国語に関しては、文章の論理構造をきちんと読み取り、根拠のある解答を出すという作業をできれば大きく困ることはないと感じた。

<古文>

古文は、もとから苦手科目であり、そもそもまじめに学習を始めたのが10月?という状態であったため、本番では平均点にいけばいいなというスタンスで望んだ。対策としては、古文単語と文法を覚えたぐらいである。実際の入試でも3/8しか取れず、あまりいい結果とはならなかった。

<日本史>

日本史は得意科目であったため、高得点を期待していた。実際の入試でも8割近くまでは取れたのでまぁまぁうまくいったという感じである。国際教養の日本史は「外交史」はもちろんであるが、「文化史」や「社会経済史」にも注意が必要である。また日本史なのに英文の史料が出る問題があるが、これはキーワードさえ読み取れればすぐにテーマには気づけるだろう。ここで注意したいのは、問からテーマを読み取るということも可能だが、勘違いを起こす危険性があるので、原則は史料を忠実に読み取ってテーマに気づくことであると考える。

<英語リーディング>
ご存知のとおり、SILSの入試では英語の配点が100点ある。これは、いざ受験をしてもらうと分かるのだが、本番の入試で英語でこけると国語と選択科目で挽回をきかせることはまず難しいといえる。最低でも6割は確実にとりたいと思った。長文に関しては、形式が2パターンあり、そのどちらにも対応できるようにしておく必要があるだろう。また、記述式問題との時間の兼ね合いからも85分中65分以内には終わらせる必要があると考える。

<英語リスニング>

この学部のリスニングはとにかく難しい。正直なところ、いわゆる純ジャパには厳しい問題であると思った。また、形式の変更が大きいので、いろんなタイプを想定するべきである。今年のように1題は問題・選択肢つきで、もう1題は完全聞き取りなのか、あるいは両方とも聞き取りなのか、というようにである。個人的なアドバイスとしては、問題文の読み上げはメモを取らずにその場でパッと答えを出してしまったほうがいいと考える。というのは、リスニングは悩んで答えの出る問題ではないためだ。ある程度割り切ることも重要である。

<英語ライティング>

英作文と要約は何が何でも書き切りたい問題である。おそらく、配点はそれなりに高いものと考えられる。となると問題は時間配分である。個人的には、多少長文で納得のいく答えが出せなくても、記述式の問題を完成させられるのがベストだと考える。であるならば、10分・10分でテーマに答えられるようにしておく必要があるだろう。英作文に関しては、自分の書く文章をパターン化することをオススメしておく。つまり、賛成・反対や理由の列挙や結論の書き方(=書き出し)をあらかじめ決めてしまうことだ。また、要約については、個人的にこれは時間調節に使えると思った。つまり、文章を一読したあとに、時間に応じて入れる要素を決めるといいということだ(もちろんTopicを入れることは欠かしてはならない)。

<その他受験に関するアドバイス>
この学部は3時間目からの英語が勝負である。
とりわけ3時間目の英語をはずすとすごく帰りたくなるので、英語はかなり重点的にやっておいたほうがいいと感じる。
また、4時間目のリスニングは何故か試験開始までの「間」がすごく長い。
この間は無駄に緊張することなく、放送の合図をリラックスして待つといいと思った。

<最後に一言>

受験期はさまざまな遊びができなくて苦痛になるかもしれません。ですが、1年間真剣に勉強をすればおのずと結果はついてきます。模試の結果が悪くて落ち込むことがあるかもしれません。ですが、はっきり言って模試の結果がいかにすばらしくても、本番でA判定が出なければ意味が無いのです。僕自身、1月ごろに某大手予備校の早慶関係の模試の結果がA判定で返ってきましたが、正直いままでになくうれしくありませんでした。模試の結果は本番が近づくにつれて、本当にどうでもよくなってきます。ですから、最後の最後まで自分を信じて解答をしてください!!

 

(その他試験会場のリスニング様子)

リスニングが独立時間で行われたため、変更があったのかなぁとも思いましたが確かに少し形式に変化がありました。
といってもたいした変化ではありませんが、先に問題用紙が配られた後テープによる進行ですべてが行われました。
最初に諸注意を流したあと、なぜか十数分もの間があり(おそらく今年からの変更のため余裕をとったものと思われます)、試験開始3分前に「それでは問題用紙をあけてください」とのことであけました。
大問は2つで、1は4つの選択肢で、問題は印刷されていました。2は昨年同様印刷されてないABCの三択問題です。
1はニュース(?)みたいな内容で、2はインタビューでした。

個人的にとまどったのは開始三分前にめくったあと問題が印刷されているので指示では「解答用紙に名前を記入してください」と流れましたが問題文に書き込みをして、見ていていいのかと思ったことです。
受験生たちはみんな必死に問題文を見ていました(笑)。
メモを書いていた人もいましたが、僕はよく分からなかったんで必死に暗記してました(笑)。