1.早稲田大学国際教養学部合格最低点・英語、国語平均点
上記グラフのように、早稲田大学国際教養学部合格最低点は、過去5年間の平均で、130点程度(200点満点 得点調整済み)となっている。得点率に換算すると、約66%となるので、感覚として6割5分割程度得点できれば合格が見えてくる。7割取れるとかなり合格に近い数字と言える。
一方英語の得点は過去5年間の平均で59.6点(100点満点 得点調整前)であり、約6割である。問題の難易度を考えると、高い平均点と言え、英語を得意とした受験生が多いことが分かる。近年は平均点が50点台であるが、これはリスニングの難易度が上がったところが大きいものと考えられる。
また国語は過去5年間の平均で33.9点(50点満点、得点調整前)であり、得点率に換算すると約67.8%となる。英語と比較すると国語の問題はやや簡単であることが原因と言えるが、反面、高い得点が求められる傾向が伺える。
2.早稲田大学国際教養学部選択科目(日本史、世界史、数学)平均点
早稲田大学国際教養学部の選択科目の平均点は上記の通りである。過去5年間の平均は、日本史が29.0点、世界史が29.4点、世界史が28.6点となっている(いずれも50点満点 得点調整前)。得点率に換算すると、日本史は58.1%、世界史が58.1%、数学が57.2%となっている。選択科目の得点は、科目選択による得点のギャップを無くすため、得点調整が行われる場合がある。また、選択科目以外の選択科目以外の科目でも得点調整があり、これは学科間の得点のギャップを無くすために行われる。各年度の得点調整がどのように行われるかは公開されておらず、計算式は不明である。
いずれにしても選択科目は英語、国語と比較すると6割弱とやや平均点が低い。国際教養学部の傾向として、英語、国語は平均点が高いが、選択科目は難問が多く、それほど受験者の得点が高くない傾向が伺える。よって英語、国語で平均点をしっかりと確保し、選択科目で高得点が出せると、受験対策上非常に有利といえる。
3.早稲田大学国際教養学部 センター試験
早稲田大学国際教養学部、センター入試の平均点、学内試験英語平均点及び合格最低点は上記の通り。 国際教養学部のセンター試験利用では、センター試験5教科6科目の得点と、一般入試の英語の得点(配点100点)を合算して合否を判定する。よってセンター利用のみの受験でも、学内での英語の試験は全員必須となる。一般入試の過去5年間の英語平均点が約60点、同試験のセンター利用者の平均点が62点であるので、センター利用者の方がやや高い得点をマークしていることが分かる。5教科6科目の平均点は、過去5年間で約690点である。センターの5教科6科目得点は1/2に換算され、学内の英語試験と合算される。
センターの5教科6科目の得点の1/2と、学内の英語試験を合わせた合格者最低点は過去5年間で訳411点であり、センター試験で700点をマークできれば、学内での英語試験は6割程度の得点で合格できることになる。逆にセンターで620点以上取らないと、一般入試で英語で満点を取っても合格できないということになる。