早稲田国際教養 入学式、オリエンテーション、TOEFL他
今回は2013年度一般入試で早稲田大学国際教養学部に合格した、Wさんにインタビューさせていただきました。
Wさんインタビュー第1回
(早稲田大学国際教養学部の入学式、オリエンテーションの様子などを教えて下さい)
はい、早稲田大学の場合、入学式は毎年4月1日と決まっています。
そして例年翌日に学部別の入学式があります。
ちなみにSILS(早稲田大学国際教養学部)の場合、公式な場面ではなるべく英語を使うようになっていて、入学式のあいさつなども英語と日本語両方で行われていました。
オリエンテーションも一部英語で行われました。
ただSP1の学生に向けた履修登録などのオリエンテーションは日本語で行われるので、その点は心配しなくても大丈夫です。
(SP1というのは?)
SPはStudy Planの略で、1から4まであります。
SP1は4月入学の学生で、ほとんどが純ジャパ(海外経験が(あまり)ない、日本の高校出身の日本人学生)ですね。今年はたぶん600人くらいだと思います。
(なるほど、その他SP2,3,4は?)
SP2はその他学生で、日本語以外を母語とする学生が中心です。帰国子女向けの入試を受けて入学する学生ですね。
SP3は交換留学生です。アジアとアメリカの学生が中心です。
SP4はアジアからの留学生です。
(SP1と2はどのように区分されるのですか?入学する時点ではすでに決まっているので?)
はい、SP1と2は入試の区分で大学によって分けられるので、入学の時点ですでに決まっていますね。
SP1と2の大きな違いは、SP1は英語が必修で、SP2は日本語が必修です。SP1は英語をしっかりやることになりますし、SP2だと日本語の授業がありますね。
ちなみにSP1でも海外経験のある学生は結構多いです。
(なるほど、SP1の英語の授業について教えて下さい)
まず入学式の前の3月20日にTOEFL ITP(TOEFLの団体試験)によるPlacement Testがありました。また同時にライティングのテストもあって、これは学部独自のものでした。
少し記憶が曖昧なのですが、今年は犯罪を題材に、自分の意見を書きなさいというものでした。
制限文字数などはなくて、一定のスペースに英文を書くというものですね。
制限時間は20-30分くらいだったと思います。
また、問題の後に、3行くらいのスペースで、今までの英語学習経験を書けという質問がありました。
(なるほど、TOEFLとライティングテストの結果で英語の授業が決まるわけですね)
基本的にはそうですね。SILSの英語の授業はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングがあるのですが、TOEFLが550点以上だと、リーディングとリスニングは免除されます。
スピーキングに関しても一定点を取ると免除されるのですが、免除となった場合も自由選択で取ることができます。
TOEFLの点数が高くても、スピーキングは苦手という人もいて、スピーキングの授業を自由選択で取る人は結構多いようです。
(ライティングはいかがですか?)
ライティングだけは全員必修で、生徒ごとにレベルが異なります。
授業は1年の春学期から受け始めますが、生徒によって、受け始める授業の
レベルが異なります。
例) パターン1 1年春学期にLevel1→1年秋学期にLevel2→2年春学期にLevel3
パターン2 1年春学期にLevel2→1年秋学期にlevel3
パターン3 1年春学期にLevel3
このように、プレイスメントテストでLevel3に選ばれた生徒(パターン3)は同学年のなかでも一番早くライティングの授業を終えることができ、Level1から授業を受け始める
生徒は、ライティングの授業を終えるのに一番長く時間がかかります。
ですから、プレイスメントテストのライティングセクションは事前に対策をしておくと
後々得をするかもしれません。
(英語の授業は週にどれくらいありますか?)
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングで各2単位ですね。
(リーディングやリスニング等が免除されている場合は、自分の好きな授業を取ることができるのですか?)
はい、むしろ必ず何か取らなくてはいけないことになっていて、自由選択ではあるのですが、言語の英語の授業がない分、ゼミや演習など、他の授業を必ず履修することになります。
(それだけ英語の授業があるとなると、単位が取れなかったりすると大変なことになりそうですね)
そうですね、成績に関しては特に留学に関連してくるので、成績をチェックしている先生がいるそうです。
(次回に続きます)